この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
◇なななの短編◇
第2章 冬の思い出(近くて遠い)
要を見上げる隼人の肩を光瑠は掴んだ。


「隼人、俺が肩車してやる」


光瑠の言葉に真希は耳を疑って、えっ?と声を発した。


「ありがとー!!」


別に肩車してくれれば誰でもいい隼人は光瑠を見上げて微笑む。


考えたくもなかった…


確かに、光瑠はあの時、
真希と要がどんな時間を過ごしたのかまるで知らない。


真希は…

一体どこまで関根と…


「っ…!」



モヤモヤとする光瑠を要がニコリと笑って見つめる。


なかなかいい仕返し材料を見付けた──


きっとあの時のことは、自分に非があるのだから、怒りたくても怒れずに悶々としているだろう…


要はハハハと笑いながら、歩いた。


そんな要を奥歯を噛み締めて光瑠は睨み付ける。


「…?」


不思議な二人の様子を真希は首を傾げながら、じっと眺めていた。


「こんなんじゃ、まだ仕返ししたりませんがね…」


要はチラと振り返って真希を見ると、パチッとウインクをした。


「仕返し…?」

/242ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ