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◇なななの短編◇
第5章 サンタが有川邸にやってきた!(近くて遠い)
────────…
「わぁー!お姉ちゃん連れてかれちゃったー!」
そんな隼人の言葉を聞きながら、私は無理矢理引っ張られて家の外に出た。
「ちょっと…!光瑠さんっ!怪しまれちゃう!!」
「関根がどうにかするだろ」
そう言って屋敷の脇にまでグイグイ引っ張られる。
多分ここで着替えたのであろう小屋の前に着くと、光瑠さんはクルリと振り返って私に顔を近付けた。
「…っ…ぷっ…」
改めてつけ髭だらけの光瑠さんを見て、笑いが込み上げる。
「ったく…!!頼んだお前が笑うなっ…!!」
そう言いながら、光瑠さんは髭と帽子を乱暴に外し、潰れた髪の毛をわしゃわしゃとした。
あの光瑠さんが、本当にサンタクロースやってくれるなんて…
後で要さんから画像もらおうっと。
「……なかなか似合ってましたよ」
「黙れっ!!」
「んんっ」
壁に追いやられ、まだサンタクロースの服を着ている光瑠さんに少し乱暴に唇をふさがれた。
「もう絶対にやらんっ!関根に笑われて不愉快だっ!」
軽く唇を離しながら言った光瑠さんの言葉にクスクスと笑った。
「んっ…じゃあ…来年は要さんにっ…んっ…頼みます…っ」
要さんならうまく成りきってくれそう…
啄むようなキスの間に私はそういうと光瑠さんは目を見開いて動きを止めた。
「わぁー!お姉ちゃん連れてかれちゃったー!」
そんな隼人の言葉を聞きながら、私は無理矢理引っ張られて家の外に出た。
「ちょっと…!光瑠さんっ!怪しまれちゃう!!」
「関根がどうにかするだろ」
そう言って屋敷の脇にまでグイグイ引っ張られる。
多分ここで着替えたのであろう小屋の前に着くと、光瑠さんはクルリと振り返って私に顔を近付けた。
「…っ…ぷっ…」
改めてつけ髭だらけの光瑠さんを見て、笑いが込み上げる。
「ったく…!!頼んだお前が笑うなっ…!!」
そう言いながら、光瑠さんは髭と帽子を乱暴に外し、潰れた髪の毛をわしゃわしゃとした。
あの光瑠さんが、本当にサンタクロースやってくれるなんて…
後で要さんから画像もらおうっと。
「……なかなか似合ってましたよ」
「黙れっ!!」
「んんっ」
壁に追いやられ、まだサンタクロースの服を着ている光瑠さんに少し乱暴に唇をふさがれた。
「もう絶対にやらんっ!関根に笑われて不愉快だっ!」
軽く唇を離しながら言った光瑠さんの言葉にクスクスと笑った。
「んっ…じゃあ…来年は要さんにっ…んっ…頼みます…っ」
要さんならうまく成りきってくれそう…
啄むようなキスの間に私はそういうと光瑠さんは目を見開いて動きを止めた。