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◇なななの短編◇
第6章 バレンタイン(近くて遠い)
「あっ…ご主人様、お帰りなさいませ」


「ん…」


あっ、帰ってきた…


もうこうなったら、
光瑠さんに直接聞くのがいいよね。


「あの、光瑠さん?」


「……なんだ」


ふぅと息をついてソファーに座った光瑠さんの脇に私も腰を下ろした。


「あの…っ」



何だか恥ずかしい。


「……早く言え、イライラする」


なにそれ…

本当に冷たいんだから。



私はちょっとムッとしながら、あくびをする光瑠さんを眺めた。


「光瑠さん…何か欲しいもの…というか、好きな食べ物ありませんか?」


私の質問に少しビクッとなった光瑠さんは背もたれから身体を起こして、グッと近付いてきた。


「……何かくれるのか」


「あっはいっ…けど何がいいか分からなくて…」


というかすごく近くてドキドキしてしまうのだけれど──


「………お前がくれるなら何でもいい」


「へっ…」


うそ、古畑さんと同じこと言ってる…
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