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タケルと恭子の1224
第4章 23:00
「もうっ!

タケのバカっ!



タケは
あたしが
田舎に帰ってもいいの?


あたしが
ココから
居なくなっちゃっても
平気なの?!」



また
急に怒りはじめた
恭子に驚きながらも

さすがのタケルも
無意識に
即答していた



「平気なんかじゃないよっ!

帰ってほしいなんて
ひとつも思ってないっ!」




売り言葉に

買い言葉




そんな言葉が
恭子の頭の中に
浮かんだ


恭子が
期待していたのは
そんな言葉じゃない



それでも


平気じゃない
という言葉が
聞けただけでも


安堵し


恭子の
肩からチカラが抜けた




恭子は
少し背中を丸め

指先で
手遊びをしながら
話を続けた




「タケ・・なんで?」



恭子の声は
一転して

穏やかだ



「え?」




「なんで・・

帰って欲しくないの?」






指先を見つめたままの
恭子


それを
見つめる


タケル



こんな場面になっても


ふたりとも

胸の中に秘めた
想いを
伝えられないでいた






「…タケ…」





「・・・・・」





「教えてくれても

・・いいじゃん・・・」







「つ・・


つまんないから…」










本当に


どうしようもない

男である
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