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タケルと恭子の1224
第4章 23:00
「・・・そっか・・」



恭子は
小さなため息をつき


そこまで
言っても
期待はずれの言葉しか
返さないタケルに


もう

脈がないと
半分あきらめてしまった




「ほんとに・・

帰るの?

恭子ちゃん・・」





明らかに

沈んだ表情の
恭子の顔をみて

タケルは
本当に恭子が
帰ってしまうんじゃないかと
不安で仕方がない





「・・迷ってる」




「こっちにいるの・・

辛いの?」





「辛い時も・・あるよ」





「・・そうか・・」





「今日も

辛かったし・・」








「・・うん・・


辛いのは・・


苦しいよね・・」







大好きな人が
辛い思いをしている

辛いと
言っているのに
ココに
まだ居て欲しいなんて


言えるわけ
ないじゃないか




そう
タケルは
思っているに
違いない




本当に
この男は


鈍いうえに

優しすぎる









早く

どっちからでもいいから




好きだと
言ってはもらえないだろうか




この小説は
1224いうタイトルなのに
1225に
なってしまうではないか
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