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タケルと恭子の1224
第1章 20:00
なぐさめたい
大好きな恭子が
目の前で
泣いているのだ
僕がいるから
大丈夫
もう
泣かないで
そんなセリフが
言えたなら・・・
そんなセリフの後に
恭子を抱きしめられたら…
そう思っていながら
タケルから
こぼれた言葉は
「寒く・・ない?」
だった。
何言ってんだよ
・・・俺
そう
タケルとは
そんな男なのだ
「・・うん・・
あ、ありがと・・」
「・・あ、うん・・」
「・・タケ、ごめんね?」
いつも強気な恭子が
しんみりと
そんな事を言うと
タケルはまた
心配で心配で
たまらなくなってしまう
恭子が
泣いたりしたのを
見たのは
はじめてだったからだ
大好きな恭子が
目の前で
泣いているのだ
僕がいるから
大丈夫
もう
泣かないで
そんなセリフが
言えたなら・・・
そんなセリフの後に
恭子を抱きしめられたら…
そう思っていながら
タケルから
こぼれた言葉は
「寒く・・ない?」
だった。
何言ってんだよ
・・・俺
そう
タケルとは
そんな男なのだ
「・・うん・・
あ、ありがと・・」
「・・あ、うん・・」
「・・タケ、ごめんね?」
いつも強気な恭子が
しんみりと
そんな事を言うと
タケルはまた
心配で心配で
たまらなくなってしまう
恭子が
泣いたりしたのを
見たのは
はじめてだったからだ