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その口でその指で
第1章 噂の真相
予定通りに授業も終わる
優木 梓 十七歳
彼女の誤算はまだ読み終わらない予定だった小説が思いのほか面白く、読み終えたこと
「はぁっ・・この作家好きになっちゃった」
自己満足と読み終えた小説の興奮が冷めずに少し顔が緩む
放課後をワクワクしながら待った
ホームルームの挨拶が終わると事前に片付けていた鞄を早々に手に持ち
静かな校内の図書室へ急いだ
「牧野先生~」
彼女が珍しく愛想のいい呼びかかけで図書室へと顔を出す
「はーい」
と明るく返ってくるはずの声と姿は今日はない
優木 梓 十七歳
彼女の誤算はまだ読み終わらない予定だった小説が思いのほか面白く、読み終えたこと
「はぁっ・・この作家好きになっちゃった」
自己満足と読み終えた小説の興奮が冷めずに少し顔が緩む
放課後をワクワクしながら待った
ホームルームの挨拶が終わると事前に片付けていた鞄を早々に手に持ち
静かな校内の図書室へ急いだ
「牧野先生~」
彼女が珍しく愛想のいい呼びかかけで図書室へと顔を出す
「はーい」
と明るく返ってくるはずの声と姿は今日はない