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王子と専属メイドの戯れ
第2章 携帯

「ねぇ…里音ちゃん大丈夫?」
わたしはハッとして携帯画面から顔をあげます。
神崎さんが不思議そうにわたしを見ています。
「顔、赤いし。目も潤んでるよ?風邪?」
神崎さんのその声に、黙って座っていた西園寺さんもこっちを向いたようでした。
やだ…っ
わたし…恥ずかしい…っ
「な、なんてなもないです!ちょっと…考え事でっ」
わたしは下手な言い訳しかできず顔を俯かせました。
「そう?無理しないでね?」
神崎さんはそう言うと体を前にむけてわたしから視線を逸らしました。
もしかしたら、動画のような顔をしていたんじゃないでしょうか…
変な人と思われてしまいます…
でも、どうしてこんな動画を…っ
光騎さま…!
携帯に目線を戻すと、そこには胸の上部を触られながら爪を必死に磨く、いらやしいわたしが…
「ーーーっ!!!」
わたしは急いで停止ボタンを押して動画を止めます。
気づかなかったけど、光騎さま…わたしの顔をすごく見ていたんだ……
あの時に…っ!!
ブーーーーーブーーーーー
その時、また携帯が鳴りました。
わたしはハッとして携帯画面から顔をあげます。
神崎さんが不思議そうにわたしを見ています。
「顔、赤いし。目も潤んでるよ?風邪?」
神崎さんのその声に、黙って座っていた西園寺さんもこっちを向いたようでした。
やだ…っ
わたし…恥ずかしい…っ
「な、なんてなもないです!ちょっと…考え事でっ」
わたしは下手な言い訳しかできず顔を俯かせました。
「そう?無理しないでね?」
神崎さんはそう言うと体を前にむけてわたしから視線を逸らしました。
もしかしたら、動画のような顔をしていたんじゃないでしょうか…
変な人と思われてしまいます…
でも、どうしてこんな動画を…っ
光騎さま…!
携帯に目線を戻すと、そこには胸の上部を触られながら爪を必死に磨く、いらやしいわたしが…
「ーーーっ!!!」
わたしは急いで停止ボタンを押して動画を止めます。
気づかなかったけど、光騎さま…わたしの顔をすごく見ていたんだ……
あの時に…っ!!
ブーーーーーブーーーーー
その時、また携帯が鳴りました。

