この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
王子と専属メイドの戯れ
第1章 登校

「親指の長さどうですか?」
「ん、いいね。里音のお手入れは本当に丁寧だね」
「そんな…光騎さまの指が綺麗なんですよ。ではこの長さで揃えていきますね」
光騎さまは本当にお優しい方。
こうやって甘い笑顔でわたしを褒めてくれます。
そんな優しさのせいで熱くなる頬を感づかれないように、わたしは指先に意識を集中させます。
光騎さまの指先がわたしの手に触れているのを感じるだけで、とても幸せです。
あったかいなぁ。光騎さまの指。
わたしは指の一本、一本、丁寧にやすりをかけていきました。
そんなわたしを、光騎さまがじっと見つめていたことにも気づかず。
「ん、いいね。里音のお手入れは本当に丁寧だね」
「そんな…光騎さまの指が綺麗なんですよ。ではこの長さで揃えていきますね」
光騎さまは本当にお優しい方。
こうやって甘い笑顔でわたしを褒めてくれます。
そんな優しさのせいで熱くなる頬を感づかれないように、わたしは指先に意識を集中させます。
光騎さまの指先がわたしの手に触れているのを感じるだけで、とても幸せです。
あったかいなぁ。光騎さまの指。
わたしは指の一本、一本、丁寧にやすりをかけていきました。
そんなわたしを、光騎さまがじっと見つめていたことにも気づかず。

