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王子と専属メイドの戯れ
第1章 登校

「ねぇ、里音!ゲームしよっか」
「ゲーム…?ですか?」
右手の爪磨きを終わった途端、光騎さまはおっしゃいました。
「そう。里音は俺の左の爪を削ってる間、声を出したらダメってゲーム」
わたしはポカンっとしてしまいました。
「声を出したらダメ…?」
そんなこと、簡単なことです。
黙って爪を磨けばいいのですから。
意図がわからないわたしの戸惑いの表情を察した光騎さまは続けてこうおっしゃいました。
「声を出さなきゃ里音の勝ち。出したら俺の勝ち。ね?やろうよ」
「え、ええ。わかりました」
どうしてこんなゲームを言い出したのか、全く意図がわからず、わたしはただうなづくことしか出来ません。
「負けたほうは勝ったほうのお願いをひとつ聞くこと」
「えぇえ??そんなっ、わたしは光騎さまにお願い出来る立場では…っ」
「あれ?里音勝った気でいるの?俺は負ける気しないよ?」
光騎さまは妖艶に微笑んでそう囁きます。
つい、わたしもムキになってしまうように。
これも、光騎さまの優しさだって、わたしわかってますよ。
わたしは意図はわからないけれど、光騎さまのためにも、本気で挑むことにしました。
「わかりましたっ!わたし、負けませんからねっ」
「よし。じゃあ、いくよ。ヨーイ、スタート!」
差し出された左手をとり、わたしは爪やすりを開始しました。
「ゲーム…?ですか?」
右手の爪磨きを終わった途端、光騎さまはおっしゃいました。
「そう。里音は俺の左の爪を削ってる間、声を出したらダメってゲーム」
わたしはポカンっとしてしまいました。
「声を出したらダメ…?」
そんなこと、簡単なことです。
黙って爪を磨けばいいのですから。
意図がわからないわたしの戸惑いの表情を察した光騎さまは続けてこうおっしゃいました。
「声を出さなきゃ里音の勝ち。出したら俺の勝ち。ね?やろうよ」
「え、ええ。わかりました」
どうしてこんなゲームを言い出したのか、全く意図がわからず、わたしはただうなづくことしか出来ません。
「負けたほうは勝ったほうのお願いをひとつ聞くこと」
「えぇえ??そんなっ、わたしは光騎さまにお願い出来る立場では…っ」
「あれ?里音勝った気でいるの?俺は負ける気しないよ?」
光騎さまは妖艶に微笑んでそう囁きます。
つい、わたしもムキになってしまうように。
これも、光騎さまの優しさだって、わたしわかってますよ。
わたしは意図はわからないけれど、光騎さまのためにも、本気で挑むことにしました。
「わかりましたっ!わたし、負けませんからねっ」
「よし。じゃあ、いくよ。ヨーイ、スタート!」
差し出された左手をとり、わたしは爪やすりを開始しました。

