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王子と専属メイドの戯れ
第4章 クラス
サワッ


「?!」


西園寺さんの左手がわたしのスカート越しに太ももに置かれたのです。






えっ?

な、な、なぜ?!




わたしは教科書から目を離し西園寺さんの方を向きました。



西園寺さんのお顔は何事もないように前に向かれています。




わたしの視線など無視して、先生の説明を聞いているようでした。






訳がわからずとりあえず足を西園寺さんの手から避けようとした時、おもむろに手が太ももの上のスカートの裾を握りました。





その際に西園寺さんの指先が直接太ももをかすめます。




「!」

ゾクッ



その感触は背筋に痺れを起こし、わたしは動けなくなってしまいました。




先生はそんなわたしの様子に気づかず、クラスを続けています。




机が死角になり、足元は見えないのでしょう。





西園寺さんは裾を少しめくると、手のひら全体でわたしの太ももを触り始めました。



サワ…

サワサワ

ムニ



時折、指先に力がこもり太ももを握られます。




その度わたしは体を少し震わせてしまっていました。



な、なんでこんなことするんですか…っ?
西園寺さん……っ



そう目で訴えても、西園寺さんは知らん顔でこっちを見ません。








ムニムニ




だんだんと、手は揉む力が強くなっていきます。


「……っ……」


わたしは無意識に出そうになる声をなんとか我慢していました。


太ももを絶妙なタッチで揉まれる度に、体が熱く、うずいていくのを感じました。





い、いやなのに……
なんだか光騎さまのさっきの続きのようで…





体が……反応してしまう…っ!!





わたしの触られている右の太ももは、すでにかなり際どい所までスカートがめくれてしまっていました。


手は太ももの付け根に向かい上がっていくところです。



その様子をチラ見した時、恥ずかしさが最高潮に達しました。



だ、だめっ…
も、もう耐えられませんっ!!!




意を決して、わたしは西園寺さんのまさぐる手を掴もうとしました。
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