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王子と専属メイドの戯れ
第4章 クラス
ガシッ


わたしが西園寺さんの手を掴むよりも前に、西園寺さんは太ももを触っていた手で、わたしの手首を掴みました。





ハッとして西園寺さんを見ると、やっとこちらに横目を向けた西園寺さんと目が合いました。




西園寺さんはすぐに目を逸らしましたが、空いている右手でペンをもつと、わたしの教科書に何かを書き始めました。






“Don't defy”




…でぃ…ふぃ?




えっと…ドント…だから、するなって意味ですよね…
何を、するな、なんでしょう…?



わたしはその後の英語の意味が解らず、書かれた英語を凝視しました。




西園寺さんはわたしが理解できないのを察した様子でした。




西園寺さんは大きくため息は吐きます。



うっ…教養がないと、思われたのでしょうね…




西園寺さんはわたしの掴んでいた左手を離しました。





わたしはほっとした気持ちになりましたが、西園寺さんはおもむろに、人差し指でわたしの胸元を指差します。




自然とその先を視線で追い、胸元を見て、わたしは思わず声を出してしまいました。





「あっ!」




「…なんですか?水無月?」



先生が怪訝そうな顔でこちらを見ます。


わたしは胸元を両手で抑え慌ててそれに答えました。



「いえっ、なんでもないですっ」



「顔色が…良くないようですが?」


「大丈夫ですっ!!」





強引に言い切ると先生は眉をよせつつも、クラスの進行に戻りました。





いけない…思わず声を上げてしまいました。




先ほど急いで結んだリボンが、緩かったのでしょう。



リボンの緩められた部分の制服が少しはだけて、ちょうど西園寺さんの方向からブラジャーや、胸が露出していたのです。



西園寺さん、教えて下さったんですね!!



わたしは慌ててはだけを直し、リボンを結い直しました。



defyって言うのはそれを伝えるため??







ですが、太ももを撫でていたのは一体…なんの意味が…。




西園寺さんをチラッと見ると、わたしに興味をなくしたように無表情です。


先生の話を聞いておられるようでした。


…さっきのは一体…

わたしは深く考えないようにと、スカートの裾をギリギリまで引っ張りました。
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