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王子と専属メイドの戯れ
第7章 下校
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「ねぇ…西園寺君、ちゃんと連れてってくれたの?」
「…えっ?」
唐突に神崎さんが聞いてきました。
なんのことかわからなかったのですが、徐々に鼓動が早くなっていきます。
「なんだか、あの時、妙に里音ちゃんのこと気にかけてたし、戻るのも遅かったからさ…」
ドキッ…
鼓動が跳ねました。
か、神崎さん……あなたはとても勘の鋭い方なのでは…?
「西園寺君ったら教室帰ってきて里音ちゃんの様子聞いてもなんにも言わないし、ホームルームは終わるなり帰っちゃうし…」
神崎さんは心配そうに目を細めてわたしを見下ろします。
西園寺さんは確かに、わたしを利用して光騎さまを貶めようとしていました。
それは東大寺家と西園寺家の何かの因縁のせいです。
この問題のことで神崎さんを心配させてはいけませんっ!
「西園寺さんはちゃんと連れてってくれましたよ。神崎さん、ご心配本当にありがとうございます」
わたしはそう言いました。
神崎さんはなんだか腑に落ちないような顔です。
「神崎さんは本当にお優しいですね。今日初めてお会いしたのに、こんなに心配して下さるなんて、わたし嬉しいです」
わたしは安心させるように伝えました。
「…えっ?」
唐突に神崎さんが聞いてきました。
なんのことかわからなかったのですが、徐々に鼓動が早くなっていきます。
「なんだか、あの時、妙に里音ちゃんのこと気にかけてたし、戻るのも遅かったからさ…」
ドキッ…
鼓動が跳ねました。
か、神崎さん……あなたはとても勘の鋭い方なのでは…?
「西園寺君ったら教室帰ってきて里音ちゃんの様子聞いてもなんにも言わないし、ホームルームは終わるなり帰っちゃうし…」
神崎さんは心配そうに目を細めてわたしを見下ろします。
西園寺さんは確かに、わたしを利用して光騎さまを貶めようとしていました。
それは東大寺家と西園寺家の何かの因縁のせいです。
この問題のことで神崎さんを心配させてはいけませんっ!
「西園寺さんはちゃんと連れてってくれましたよ。神崎さん、ご心配本当にありがとうございます」
わたしはそう言いました。
神崎さんはなんだか腑に落ちないような顔です。
「神崎さんは本当にお優しいですね。今日初めてお会いしたのに、こんなに心配して下さるなんて、わたし嬉しいです」
わたしは安心させるように伝えました。
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