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第8章 宿題

光騎さまはカーディガンを更に広げていきます。



わたしの背中にに手を回して軽く浮かせると、それを脱がせようと上に上に寄せました。



晒された脚が空気に触れてヒヤッとします。



「み…みつ……」


「里音、手を上に伸ばして」




この間が絶えられなくて、誤魔化すように話そうとすると、光騎さまがそうおっしゃいます。


「は、はい…」



腕を万歳するように伸ばすと、カーディガンを肩からも外していきます。



肩が晒され、二の腕が晒され、どんどん露出部分が増えていくのと同時に、わたしは熱に浮かされていきます。




どうしましょう……

光騎さまにわたし…脱がされてく………







袖も脱がすのかと思っていたのですが、違いました。



まるまったカーディガンが肘から外れると、光騎さまはそこで脱がすのをやめました。



「？？」


手首から前腕にかけてからまったカーディガンを器用にまとめると、ギュッと固定するように左右を結ばれます。



えっ…
縛られて…？？




これでは…


腕を上に伸ばしたまま、戻すことができません。



押し倒されたわたしの体が、手が使えないことで至って無防備になります。




「み…光騎さま……？」



わたしはカーディガンを結び体制を戻した光騎さまを不安げに見上げました。