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王子と専属メイドの戯れ
第8章 宿題
「あっ……」



急にひっくり返った視界には、わたしをソファに押しつける光騎さま。



見下ろすその瞳はいつにもまして妖艶です。




光騎さま…なにをなさるのでしょう…




わたしはドキドキと早くなってくる鼓動を感じながら、美しい光騎さまを見つめました。



光騎さまは目を細め、こうおっしゃいました。



「…我慢大会。長く我慢して精神力を鍛える」




「我慢…なにをですか??」






わたしがそう聞くと、ニヤリと口角を上げて、光騎さまの手がわたしのカーディガンにかかりました。





止めていたリボンを解き、前をくつろがせると、ベビドールを纏った わたしの体がはだけてしまいます。





「わっ…里音、すごくいやらしい格好して来たんだね」


胸元が心もとないベビードール。
光騎さまから頂いたキスマークが見えるほどで、鎖骨から谷間までバッチリ見えてしまっています。


丈も短く、少し足を動かすだけでめくれてしまいそうな際どさでした。

自分1人の時にしかしない格好で、そんな意識はありませんでした。
わたしは急に恥ずかしくなり、咄嗟に言い返そうとしてしまいました。




「えっ?!そんなことは…」


「すっごくやらしい」


「!!」



光騎さまはわたしの心もとないベビードール姿をじっと見つめながら、わたしの言葉を遮ります。




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