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余熱
第2章 揺れる
その愛撫を続けると、先輩の体はさっきよりも激しく痙攣した。
さらに続けて、指と舌で弄るところを替えてみたり、舌を秘所から体液を掻き出すように動かすと、吹きこぼれるようにして体液が出た。
肩で呼吸をする先輩をピアノから下ろし、
「いつものとこでしよ」
そう言ってピアノの椅子に彼女を座らせた。
「俺がいつもピアノの椅子で練習してるから、ここで一人でしてたの?」
「…うん」
彼女は蕩けきって、ぼうっとしているせいか、素直に頷いた。
「じゃあ、次はどうするの?」
「…指…中に…」
そう促されて指を秘所に入れると、彼女は反り返った。
「で、次は?」
「…さっきの…舌で…したみたいに…
動かして…っ」
指示されるがまま、さっきのように動かすと、その動きに合わせて体液が溢れ出てきた。
それからも、彼女の自慰を再現するようにして、彼女の秘部を愛撫し続けた。
彼女は俺の動きに合わせ、髪を揺らし、腰を揺らし、痙攣し続けた。
月は、小窓から彼女の秘め事を覗いていた数十分前の俺のように、二人の情事をそっと目撃していた。