この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
余熱
第2章 揺れる

ショーツの布地越しと、そうでないのとは、全く違った。
熱くて、崩れていて、
そして、いけない匂いがする。
全体を、円を描くようになぞると、
「はぁぁん…っ!」
待ち望んでいた快感に、まるで歓喜の涙を流すかのように、先ほどとは比べものにならないほど体液を溢れさせる、彼女の秘部。
三、四周円を描いたところで、触ると彼女の体がびくっと強い反応を示すところを見つけた。
そこに指を運び、指の腹に少しばかり力を入れてみると、彼女の腰が浮き、脚が震え、体液もさらに溢れ出てきた。
「…ここ?」
彼女は目をぎゅっと瞑りながら頷く。
俺はその小さな突起に、中指の腹で小さく円を描いた。
「あぁっ…そこ…っ」
彼女は声を上げながら身悶え、グランドピアノの上にかかっているカバーをぎゅっと掴む。
指を親指に替え、一層力を込めて、そこを弄る。
「んんっ…だめっ…だめぇ…っ」
そのすぐ下にある穴からは、洪水のように体液が溢れ出て、グランドピアノのカバーを濡らしていた。
そこを貪りたいーー。
そんな衝動に突き動かされ、突発的にそこに口を当て、舐めてみた。
「ひゃぁあんんっ…ちょ…あぁっ…そんなの…っ…だめ…っ…無理…っ」
今までにない彼女の反応に、全身の血液が激しく泡立つような興奮を覚えた。
たまらず、親指で突起を潰しながら、溢れる体液を飲むように舐めた。
ーーこんなの…
俺、童貞なのに…
先ほどからの加虐心や、愛撫の仕方ーー。
どこかで覚えるようなものではないのだ。
これはーー本能だ。

