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光と首輪、絡まる鎖
第4章 水着
喉乾いたな。
腕の中から抜け出そうと身を捩るけれど、
意外と強く抱きしめられていて
全く起き上がれそうにもない。
「んー、賢児さん離して」
聞こえているかわからないが
身を捩りながら話しかける。
賢児さんの逞しい胸を押して
腕の中から出ようとすると、
急に腕の力が強まった。
「賢児さん?」
「・・・こはる?・・・起きたの?」
うっすらと目を開けた賢児さん。
「うん、寝ちゃってた?」
「いや、失神したからちょっとビックリした」
「えっ?」
「こはる、失神したみたい。イキすぎて」
「嘘、」
「ほんと。急に動かなくなるから心配したよ」