この作品は18歳未満閲覧禁止です
光と首輪、絡まる鎖
第4章 水着
ぷしゅっと缶を開けると、
ごく、ごくと勢いよくビールを呑んでいる。
「ビールってそんなにおいしいの?」
「呑んでみる?」
賢児さんにビールを貰おうと
ベッドの中に入ると、
賢児はビールをひとくち、口に含んで
わたしに口移しをしてきた。
「んっ・・・」
ぬるいビールの苦味が
口の中に広がった。
「うぇぇ・・・」
「おいしくない?」
「ぬるいし、おいしくない」
「大人になったらわかるかもよ?」
賢児さんはそう言って
わたしの頭を撫でた。