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光と首輪、絡まる鎖
第5章 海



「ねぇ賢児さん」

火をおこしている彼に話しかける。




「ん?もう泳ぎたい?」

「んーん、駅弁ってなに?
 さっき沙良が言ってたんだけど」

「電車で食べるやつでしょ?」

「やっぱそうだよね?
 沙良が重いの持てる賢児さんなら
 駅弁くらい軽々だって、んー!んー!」





喋っている途中で
賢児さんの手で口を塞がれた。




「後で教えてあげるから!
 こはるほら、水着に着替えてきたら?」

「後で?うん、わかった」





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