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光と首輪、絡まる鎖
第5章 海
「・・・賢児さん?」
「あ、起きた?もう駐車場着いたから
俺の車に乗せようと思って」
「・・・ありがとう」
うとうとしていると
賢児さんに軽いキスをされる。
賢児さんの首に腕を回そうとすると
動いたせいで自分の着ている服から
光さんの香水の香りがした。
そうだ、光さんは?みんなは?
キョロキョロと辺りを見渡すと
光さんの車が駐車場から出て行くのが見えた。
賢児さんはわたしを助手席に乗せると
バタンッとドアを閉めて
運転席に乗ってきた。