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光と首輪、絡まる鎖
第1章 出会い


「体冷えてきたから帰ろうか」



光さんのほうを見ると
わたしを見つめてくれているようで

でも、わたしのことなんて
どうでもいいような
そんな表情をしていた。




「はい」



そう言うと光さんは歩き出して、
またわたしの手を握ってくれた。




何度か段差に躓いてしまったけれど、
光さんはクスッと笑いながら支えてくれて

大人ってすごいな、なんて
思ってしまっていた。




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