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光と首輪、絡まる鎖
第7章 雪山
仕方なくそのティッシュで座席を拭くと
光さんに箱ティッシュを返した。
「俺の車汚すなよー?」
なんて言われて、
うるさいなぁ!
この車、光さんの出した液どっかに付いてるでしょ絶対!
って思ったけど、
絶対に言えないことだった。
「こはる?助手席来る?」
賢児さんの声が聞こえてきた。
「うん、行く」
「もうすぐコンビニだからもう少し待ってて」
「うん」
そう言うと、幸成さんが
「おれもこはるちゃんの隣に座りたい」
とか言って
「お前彼女いるだろうが!」
と、賢児さんを怒らせていて
浩輔さんと一緒に笑った。