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光と首輪、絡まる鎖
第7章 雪山



「はぁ・・・はぁ・・・」




賢児さんが出した液を拭い、
わたしを抱き寄せてくれた。




ちゅっ、ちゅっとキスをすると

「こはる?」

と優しい声でわたしを呼ぶ。




「結局がっついてどうすんだよな・・・
 あいつら居るから我慢するって言ったのに」

「あ・・・」




自分の顔を両手で隠した。




「もしかして、忘れてた?」

「・・・うん」




途中から完全に忘れていた。




絶対に聞こえてる・・・!




「どうしよう・・・」

「こはるのかわいい声、
 あいつに聞かせたくなかったけど
 なんかあっちに勝ちたくなっちゃって」

「勝ち負けとかあるの?」

「なんていうか、俺のがこはるのこと
 こんなに気持ちよくさせてるんですよ、みたいな?」

「なにそれ!」




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