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光と首輪、絡まる鎖
第7章 雪山



そんな眠そうな光さんを見たのは初めてで
かわいくて、少しだけキュンとしてしまった。




「お前は部屋風呂入ってこい、
 早くしないと朝御飯逃すぞ」

「・・・露天風呂」

「じゃあ先に朝御飯行こうかな、わたし達は」

「・・・すぐ入ってくる」




光さんはゆっくりと立ち上がると、
部屋に付いているお風呂によろよろと歩いて行った。





千恵美さんが光さんの着替えを持って
お風呂に向かったから、
わたしと賢児さんはテレビを点けて
お茶を淹れ始めた。




すぐに千恵美さんが帰ってきて
お茶を差し出すと、
「ありがとう」と言って
わたしの斜め横に座った。




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