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光と首輪、絡まる鎖
第7章 雪山



みんなでお茶を飲みながら
テレビを見ていると、
なぜかバスタオルを腰に巻き
髪の毛からポタポタと水滴を落としながら
光さんがお風呂から出てきた。




海で見慣れたはずなのに
少しドキッとしてしまい、
すぐに目を反らしてテレビを見た。




「光?!服そっちに置いたよ!」

「あ、そうなの?」


そう言うとまたポタポタと
水滴を落としながらお風呂場に戻っていく光さん。




「光さんって朝弱いんですか?」

「そうなの、でもいつもはここまでじゃないよ?」

「光さん・・・おじいちゃんみたいだった」




光さんの居る場所までは聞こえないと思ったのに




「こはる、聞こえてるぞ」


そう、光さんの声が聞こえて
「ごめんなさい!」
とすぐに謝った。




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