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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
テーマパークで浮かれて
キャラクターの帽子を被るなんて
あんなことしたくないって思ってたのに、
来てみたら触発されてしまったのか
つい、被ってみたくなってしまうから不思議だ。
「賢児さんはどれにする?」
「え、俺も?」
「だってカップルって一緒に被るもんなんでしょ?」
そう言うと恥ずかしそうに
「じゃあ・・・被ろうかな」
と言ってくれて、
賢児さんがかわいくて抱きしめたくなった。
かわいい物がいろいろありすぎて
すっごく迷ったけど、
あったかそうな丸い耳の付いた帽子を
賢児さんと色違いで被ることにした。
「賢児さん・・・かわいい・・・」
つい、声に出して言ってしまい
賢児さんの顔が真っ赤になった。