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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
「何か欲しい物ない?」
「んー・・・賢児さんが居るから、いらない」
「こはる・・・こはるもだいぶキザだよ」
賢児さんはすっごい笑ってて
恥ずかしくなったけど
「だって、ほんとだもん」
って言ったら
お店の中なのに抱きしめてきて
「やばい、かわいすぎて今すぐ抱きたい」
と耳元で囁かれた。
すぐにわたしを腕の中から解放すると
「ここでちょっと待ってて?」
と言って、賢児さんが
どこかに行ってしまった。
しばらく待っていると
キャラクターの描いてある袋を持って
賢児さんが小走りで戻ってきた。
「じゃあ行こっか」
賢児さんに手を繋がれて駐車場に向かった。