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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
賢児さんはわたしを抱き起こすと
「もう出よっか?」
と言って一緒にバスルームから出た。
ふかふかで厚手のバスローブを着て
髪の毛を乾かした。
わたしの髪の毛を乾かした後に
賢児さんの髪の毛も乾かし終わると、
手を繋いでベッドまで歩いた。
賢児さんは部屋の電気を消すと
ベッドに寝転ぶわたしに股がり
髪を撫でながらキスをしてくれた。
「こはる、好きだよ」
「わたしも・・・賢児さんが好き」
こんなに甘い言葉から始まるなんて
すごく照れくさかったけど、
賢児さんを好きだって気付いたから
伝えたくなってしまう。