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光と首輪、絡まる鎖
第9章 過去



「こはるっ・・・愛してる・・・

 もう、本当に・・・

 どうしようもないんだ・・・

 こはるが、俺の傍に居ないなんて

 もう、考えられない・・・」




「わたしも。
 賢児さんと、ずっと、一緒に居るよ」




求め合うようなキスをして
賢児さんも、わたしも、
涙を流しながら
自分の気持ちを伝えようとした。




言葉だけで伝わらない、

この愛しいと感じる気持ちを

賢児さんに伝えたい。




長いキスを終えると、
賢児さんがわたしの目を見つめてきた。




その顔がすごく真剣で、すごくかっこよくて、
わたしの胸をドキドキと高鳴らせた。




「こはる・・・?」

「はい」

「俺はこはると、離れたくない」

「うん、わたしも」

「だから・・・」




ちゅっと、軽い口付けを落とされ




「一緒に、住もうか・・・?」








その言葉で、泣きすぎて、
賢児さんの顔が見えなかったけど









「・・・はいっ」









賢児さんの体に思いっきり抱きついて、返事をした。










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