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光と首輪、絡まる鎖
第10章 同棲
それは、そう遠くない、未来・・・
「賢児さんっ・・・!」
「っ、こはるっ・・・!」
あなたが居たから
彼はわたしに夢中になったの
あなたが居たから
彼は激しく嫉妬したの
絶対に彼を逃がさない為に
利用・・・したの
彼が、わたしから離れないように
あなたが、鎖になるの・・・
光さん・・・?
賢児さんを、わたしから逃がさない為に・・・
あなたはそのままで居ればいい
彼に見えない首輪をする為に
賢児さんを、永遠にわたしのものにする為に・・・
あなたが必要なの
「賢児さん・・・愛してる・・・」
「俺も、こはるを愛してるよ・・・」
「こはる?」
「ん?」
「こはるの来年の誕生日に、籍、入れようか?」
ほら、遠くない未来・・・
「え?」
「俺と、結婚してください」
「っ、はい・・・」