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光と首輪、絡まる鎖
第10章 同棲




「おい、賢児、結婚おめでとう」

「ありがとう」

「こはるも、おめでとう」

「ありがとう、光さん」








今までありがとう、光さん





でももう、あなたはいらない





嫉妬に狂う賢児さんを
わたしは愛しているの・・・










「こはるっ・・・!」

「っぁぁあっ!賢児さんっ!イ、ッちゃう・・・」

「久しぶりに、光に会えて、嬉しかったっ?」

「嬉しく、ないっ・・・!」

「あんなに笑顔だったのに・・・?
 でも残念だったね・・・
 もうこはるは、永遠に俺のものだよ・・・」

「んっ・・・あぁっ・・・ッ!」




そう、賢児さんは永遠にわたしのもの・・・




「ほら、イケよっ・・・こはるっ!」

「んっ・・・!いっ、く・・・ッ!!」




もっと・・・独占して、賢児さん・・・




もっと・・・もっと・・・わたしを呼んで・・・




「賢児さんっ!賢児さんっ・・・!!」

「こはるっ・・・!」




わかるでしょ?




賢児さんの首に、




見えない首輪・・・




鎖の先を持つのは、もちろんわたし




「賢児さん・・・あのね、
 赤ちゃん・・出来たみたい・・・」




これでもう、光さんはいらない

鎖はいらなくなったの




「こはる、それ本当・・・?」

「うん、三ヶ月だって」




わたしは新しい鎖を、手に入れたの




「こはる・・・愛してるよ・・・」

「わたしも愛してる、賢児さんっ」




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