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HOTEL・LOVE
第17章 運命の悪戯
翌日、香澄は産婦人科を受診した。
あまり待たされずに名前を呼ばれ診察室に入ると
おだやかな笑顔の女性医師に、
昨日の体調と妊娠検査薬の結果を話した。
ではさっそく、と診察が始まった。
再び向かい合って座ると、
医師がにっこりとほほ笑んでくれた。
おめでとう、と言葉を添えて。
じわじわと喜びが湧き上がってきた。
「10週目、2ヶ月過ぎたところですね」
なによりこの言葉は香澄を心の底から安心させた。
2ヶ月・・
亮太の子だ。
晴樹と愛し合ったのは1ヶ月ちょっと前・・
よかった・・
目じりに涙を光らせると、医師は今後の注意を
流れるような口調で話した。
診察後の会計の時に、さらに実感は大きくなった。
作られた診察券、次回の予約・・
病院を出る足取りは、スキップしたくなるほど軽かったが、
これからは体をうんと気遣わなきゃと、
しっかり大地を踏みしめるようにしてゆっくりと歩いた。
あまり待たされずに名前を呼ばれ診察室に入ると
おだやかな笑顔の女性医師に、
昨日の体調と妊娠検査薬の結果を話した。
ではさっそく、と診察が始まった。
再び向かい合って座ると、
医師がにっこりとほほ笑んでくれた。
おめでとう、と言葉を添えて。
じわじわと喜びが湧き上がってきた。
「10週目、2ヶ月過ぎたところですね」
なによりこの言葉は香澄を心の底から安心させた。
2ヶ月・・
亮太の子だ。
晴樹と愛し合ったのは1ヶ月ちょっと前・・
よかった・・
目じりに涙を光らせると、医師は今後の注意を
流れるような口調で話した。
診察後の会計の時に、さらに実感は大きくなった。
作られた診察券、次回の予約・・
病院を出る足取りは、スキップしたくなるほど軽かったが、
これからは体をうんと気遣わなきゃと、
しっかり大地を踏みしめるようにしてゆっくりと歩いた。