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HOTEL・LOVE
第18章 突然告げられた別れ
部屋に入ってから話そうか・・
いったい何から話そうか、いや、今はやめておこうか・・
そのタイミングを探って無言になっていた香澄を、
部屋に入るとすぐに晴樹は抱きしめた。
後ろから、包み込むようにして
その体を自分の体にはり合わせた。
その瞬間は体がこわばった香澄だが、
晴樹の温かさにすぐに身をまかせた。
「心配だった・・元気になってよかった。
早く・・香澄を抱きたい・・」
晴樹の息は荒くなった。
洗面所のドアの陰に香澄を引っ張っていくと、
ためらうことなくキスをした。
香澄は身をよじったが、やっぱり拒めなかった。
彼を・・受け入れたかった。
でもそんなに長くはできない。
すぐに体を離した。
「よかった・・」