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甘い香りに誘われて
第2章 出会い
「今日から新しく入りました、中田里子です。宜しくお願いします」

5月。僕の働く職場に新たな職員がやって来た。

名前は中田里子。年齢はまだ分からないが、30の僕よりはるかに年上に見える。

スラッとした背丈、ピンクのリボンで束ねられた髪は団子が作られ、細い目に白い肌が印象的。何より、甘く香る香水が彼女の魅力を引き立てた。
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