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ふたりH
第4章 希の初体験
俺と希は、自転車で近くのマックまで行った。

「昴は、明日の夜、予定ある?」

希が、ポテトを食いながら言った。

「明日?ねぇよ。なんで?」
「じゃぁさ、明日花火大会行かない?」
「はっ?お前と?なんで?」
「勉強の息抜きしたいから。それに…」
「それに?なに?」
「新しい浴衣、買って貰ったから。着て一緒に歩きたいし。」

そうゆうことか。

「はいはい。ったく、お前勉強しすぎ。そんな勉強して、どうすんの?」
「学校の先生になるのが、夢だから。」
「ふぅん。」

俺は、最後のハンバーガーを口に押し込んだ。

「お前偉いな。俺は、これ以上勉強したくねぇし。高校出たら、就職かな。」
「大学行かないの?」
「にしても、お前着付けとか出来るのか?」

俺は、話を変えた。希の顔が、曇ったからだ。

「出来るよ。ママに教えて貰ったから。」
「ふぅん。さて、食ったから、行くぞ。」
「ねぇ、待ってよ。どこに、行くの~?!昴~。」

俺は、そのまま大型ショッピングモールに向かった。

「なんか、買うの?」
「いいから、来いって。」

希は、昴の後を付いていく。

「ほら、ここ。」

3階のホールでは、浴衣フェアが開催されていた。

「昴も浴衣買うの?」
「違うし。ほら、早く選べ。」
「何を?」
「お前、浴衣着るんだろ?その、髪も結うんだろ?頭に着ける奴。」
「いいの?」
「そう高くねぇだろ?」

希は、アレコレ見て、浴衣と同じ花の簪を買った。

「ありがとう!」

希が、抱きついてきた。

「ちょい、暑いし…。離れろ。」

胸が腕に当たる。

「やだぁ。今日は、一日これでいく。」
「あのなぁ…。姉弟で、普通腕組むか?」
「いいの。今日1日カレカノでいこう。」
「はいはい。」

希のテンションについてけんわ。

家電ショップに寄って、ウォークマンのイヤホンを選んでると、希が…

「私もイヤホン買おうかな?」
「買えば?俺、これにするかな?」
「じゃ、私もこの色違いにする。お揃いだね。」
「勝手に言ってろ、バカ。行くぞ。」

俺は、レジに向かった。希は?いない…
さっきいたとこに戻ると、いるし。

「おい、早くしろ。金、払うぞ。」

動かない・・・

「お揃いでいいから。」
「ほんと?!」

この変わり身の速さ。なんなんだよ。
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