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ふたりH
第1章 プロローグ
「お~い、希。帰るぞぉ。」
「うん。ちょっと待ってて。」

希が、急いで帰り支度を始める。

「じゃ、彩希ちゃん、月曜日ね。バイバイ。」
「バイバ~イ。」
「昴、お前、希の彼氏みてぇだな。」
「うっせぇなぁ。だぁとれ。」

昴が、先に教室を出る。

「あっ!昴待ってよ~。」

希が、慌てて教室を出る。
階段を降りてる昴に追い付いた希は、

「昴、ごめんねぇ。」
「ったく、おっせぇんだよ。いつも、お前は。」
「だって、色々準備してるとね、あれこれやることが増えちゃって。」
「生徒会って、そんなに大変なのか?」
「まぁね。」
「じゃ、なんで生徒会長なんかに立候補したんだよ。」
「だぁってぇ。断りきれなくて。」

はあっ…断れよ…ったく…
昴は、イライラしながら、下駄箱に上靴を入れた。
校門を出て、二人並んで歩く。

「なぁ、明日からだっけ?」
「ん?あぁっ、パパ達?」
「ああっ。」
「1年間、アメリカだろ?しかも、俺達おいて、二人だけで行くって、なんだよ。」
「昴は、行きたかった?」
「うん。」
「英語話せないのに?」
「希てめぇ~。」
「あ~っ、昴が怒った。」
「ふんっ。」
「ちゃんと生活費は、送金してくれるし、家事は私がやるからさ。昴に任せたら、戦場だもんね。」
「おいっ。」

「ただいま~。腹減ったぁ。なんか、なぁい?」
「あら、おかえり。冷蔵庫に、ケーキあるわよ。」
「希、お前食うか?」
「んぅ?勉強終わってから~。」
「ふぅん。希ちゃ~ん?勉強教えて。」
「また?少しは、自分で頑張んなさいよ。」
「後で、お前の部屋行っからさ。」

昴は、ケーキを立ったまま食べていた。

「昴!行儀が悪いっ!!」

ヤバッ…見つかった…
母さんに一喝され、ケーキを一気に口に入れ、2階にあがる。

「おい、希、入るぞ。」

ドアを開けると、当に希が、服を脱ごうとしてるとこ。

ヤッ…ヤダッ…

「ご、ごめん。」

ドアを閉め、昴は胸を押さえた。
白い肌に、ピンクのブラジャーが、眩しかったな。胸、大きかったし。

コンコン

「希、入るぞ。」

今度は、ちゃんと声をかけた。



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