この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ふたりH
第1章 プロローグ
希の部屋は、花みたいな匂いがする。芳香剤らしいけど。
俺は、真ん中にある、テーブルに勉強道具を置いた。

「す~ば~る~。あんた、私の裸見たでしょ!」
「やっ、あれは、偶然…で…悪気はないから。」
「当たり前でしょ?悪気あったら、大変だよ。れっきとした姉弟なんだから。」

希が、テーブルに座ると、

「で、どこがわかんないの?」
「全部。」
「はっ?」
「だって、わかんねぇんだよ。希は、学年トップ、俺は、学年ビリ。同じ双子なのに、頭脳は違いすぎる。」
「はいはい。わかったから。」

希は、笑いながら言った。
希は、昴に、分かりやすく課題を教えてくれる。
昴が、フト目をあげると、希の服の胸元が開いてて、胸の谷間が見えてる。
おっ!いい眺めだな。

「おい、希。服の胸元が見えてるぞ。」
「えっ?あっ、キャッ。」
「大丈夫だよ。襲わねぇし。」
「えっ?」
「ん?何か言った?」
「ううん。なんでもないよ。」

今、たしかコイツ、えっ?って言っよな?聞き間違いか?

なんとか、課題も終わり、希が風呂に行った。俺は、自分の部屋に戻った。

風呂場の戸の音がしたから、俺が、風呂に入ろうと、ドアを開けたら…

「あっ。」
「ヤッ…ヤァッ…」
希が、胸を手で隠してしゃがむ。
風呂から出たばかりで、丸裸。見てしまった。

「ご、ごめん。」

俺は、部屋に駆け込んだ。

「どうした?」

父さんが、リビングから出てくるが、戻る。
み、見てしまった。希の裸を。ど、どうしよう?殺されるかな?
み、見られた。昴に裸を見られた。ドキドキしてきた。

コンコン

ドアを叩く音がする。
ドアを開けると、希が、

「トイレ」

と言い残し部屋に戻る。
かなり、怒ってるなぁ。どうしよう?
俺は、部屋に戻って考えた。
で、結果、謝ることにした。

コンコン

「いいか?開けるぞ。」

ドアを開けると、希は、座って俯いてた。

「あの、さっきは、ごめんなさい。音がしたから、もう出たかと思ったから。本当に、ごめんなさい。」
「…カ。バカ。昴のバカ!!嫌いよ、大嫌い!」
「ごめん、希。だから、嫌いとか言うなよ。俺、お前のこと、好きなのに。」
「えっ?」
「あっ!姉弟だからさ。」
「私も、好きなんだよ…」
「ん?何か言った?くぐもってて聞こえなかった。」
/61ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ