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ふたりH
第9章 昴の過去

「アンタが、俺の本当の父さんか?母さんも同じ墓か。俺、初めて知ったんだぜ。希と血が繋がってないっての。酷いじゃねぇか。17年間も、ほっといて。俺、アンタが死ぬまでに、会いたかったよ。父さん。母さん。俺、いま、幸せだよ。こんな形でも、父さんと母さんに会えた。竹中の父さんも母さんも亡くなったお祖父ちゃんもお祖母ちゃん、自分達の家族として、育ててくれてる。今度、ここにくる時は、希って言う未来の嫁さん、連れてくっからな。」
昴は、泣きながら語りかけた。
「また、くるからな。」
昴は、墓地を去っていった。
バイクを飛ばして、家に帰ると、希が、
「どこ行ってたのぉ?ガレージみたら、バイクなかったからさ、一人でツーリング行ってるのかな?と思ってた。携帯にも、連絡したけど。」
俺は、携帯の電源を切ってたのを思い出した。
「ごめんごめん。電源入ってなかった。」
俺は、大きく伸びをした。
「さっき、電話あってね、ママ達、明日帰ってくるって。」
「お~。そっか。久し振りに母さんの料理食えるな。希の飽きた。」
「えっ?!」
「うっそ!」
ングッ…
「なぁ、これからバイクで、どっか行かね?」
「横浜行きたい!中華街デートしたい。」
「はいはい。じゃ、着替え開始!早くしろよ?」
と言ってから、30分。
希が、階段を降りてくる。
「遅い!」
「選ぶのに時間かかっちゃった。ごめんね。」
「お前、足綺麗だな。」
昴が、希の太ももを触りながら言う。
パシッ…今度は、頭。
最近の俺、叩かれてばっか。
昴は、泣きながら語りかけた。
「また、くるからな。」
昴は、墓地を去っていった。
バイクを飛ばして、家に帰ると、希が、
「どこ行ってたのぉ?ガレージみたら、バイクなかったからさ、一人でツーリング行ってるのかな?と思ってた。携帯にも、連絡したけど。」
俺は、携帯の電源を切ってたのを思い出した。
「ごめんごめん。電源入ってなかった。」
俺は、大きく伸びをした。
「さっき、電話あってね、ママ達、明日帰ってくるって。」
「お~。そっか。久し振りに母さんの料理食えるな。希の飽きた。」
「えっ?!」
「うっそ!」
ングッ…
「なぁ、これからバイクで、どっか行かね?」
「横浜行きたい!中華街デートしたい。」
「はいはい。じゃ、着替え開始!早くしろよ?」
と言ってから、30分。
希が、階段を降りてくる。
「遅い!」
「選ぶのに時間かかっちゃった。ごめんね。」
「お前、足綺麗だな。」
昴が、希の太ももを触りながら言う。
パシッ…今度は、頭。
最近の俺、叩かれてばっか。

