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ふたりH
第9章 昴の過去
リビングに降りてくと、

「昴、どうかした?顔色、悪いよ?」
「いや、なんでもねぇよ。」
「でも、青白い。熱、あるのかな?」

希が、おでこに手を当てようとするが、

「うっせぇな。ほっといてくれよ。」

俺は、そのまま部屋に行ってベッドに座った。

コンコン

「昴?」

希が、部屋に入ってくる。

「なに?なにかあった?」

希が、隣に座る。
俺は、希をいきなり押し倒した。
希を見つめながら、

「お前、俺のこと好きか?」

コクン…

「俺についてくるか?」

コクン…

俺は、そのまま希を抱いた。
荒々しく、乳房を揉み、乳首を噛んだ。

ンッ…ハァッ…ヤァッ…

クリを激しく刺激し、中をちょっと確認。挿入し、激しく腰を動かす。

ハァッハァッハァッ…

昴の汗が、希の白い肌に落ち、流れていく。

アッアッアッ…アァンッ…

ただ、ただ、がむしゃらに希を抱いた。
希の中で、オレが流れてるのがわかった。

「ハァッハァッ…ごめん。乱暴にして。俺、どうかしてた。」
「なにかあった?」
「ちょっとね。」
「昴?目、赤い。泣いてたの?」
「いや、泣いてはない。大方、目にゴミが入ったのかな?」

俺は、ベッドに横になって、希を強く抱き締めた。
コイツと離れたくねぇ。

翌朝、俺は、希に何も言わないまま、バイクである場所に行った。この手紙に書いてある住所。まだ、住んでるだろうか?
バイクで1時間かかった。駅前の交番で、おおよその地図を書いて貰って向かう。着いた先に、アパートはあった。2階の203号室。ノックしたら、女の人が出てきた。話をすると、その人は、昨年越してきたらしい。アパートのお向かいが大家さんとか言ってたから訪ねて見る。事情はわかってくれたが、既に亡くなったらしい。お寺を教えて貰い、向かう。

お坊さんみたいな人に案内された。墓には、花があった。

「毎月、命日になると、決まってタケナカさんからお花が届く。あなたは、小林さんの?」
「息子です。」
「そうでしたか。会ってやって下さい。」

そう言うと、去っていった。


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