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ふたりH
第11章 写真
翌朝、俺らは、バイクで、帰宅。
部屋の掃除をしてから、少し寝た。

玄関を開ける音がした。

「ただいま。昴~?希~?居ないのかしら?」
「帰ってきたか?」

俺は、下に降りてく。

「お帰り。どうアメリカ生活は?」

希もリビングに入ってきた。

「ママ~。おかえりぃ。」

夕飯は、かなり賑やかになった。
いつもは、二人しかいないからなぁ。

「希、少し大人っぽくなった?」
「そう?」
「俺より背が小さい癖に?」
「お前はまた、希を苛める。」

風呂から出ると、希は先に寝たらしい。そりゃそうだろう。リビングには、父さんと母さんが、テレビを見てる。
俺は、隠し持ってた手紙を二人の前においた。

「これ…」
「あっ…。昴、中読んだ?」
「ここに書いてあるのは、本当の事?」

母さんが、父さんを見る。

「あぁ、本当だ。」
「どうして、黙ってた?」
「どうしても、言えなかったんだ。すまん。」
「昴には、まだ理解出来ないかも知れないけど、全てが偶然だったのよ。昴の本当のお母さんが突然亡くなったのも、希の本当の弟が亡くなったのも、全て。」
「俺達だって、悩んだ。けど、昴のお父さんの症状もかなり悪くて。だから、昴を養子として預かった。差別することもなく、公平に。」
「希には?」
「まだ、言ってない。俺が時期がきたら、ちゃんと言う。」
「俺、あの人の墓にも行ってきた。ちゃんと話してきた。俺は、本当の父さんや母さんがいても、この家の父さんや母さんの子供だし、感謝してる。これからも、よろしく。俺、もう寝るから。」

「昴…」

母さん、泣いてた。でも、責めるつもりはない。俺は、階段を昇っていった。

翌朝、俺は、希に起こされた。

「眠いんだけど。寝かして。」
「ダメ。」
「じゃ、ヤラせて。」

バフッ…

痛い…枕で殴られた。

「早く起きないとママ達、アメリカ行っちゃうよ?」
「へっ?」

俺は、リビングに降りて行った。

「帰るの明日じゃねぇの?」
「アメリカでトラブルあってな、今日戻る事にした。」
「バタバタだなぁ?あっ!俺、車の免許取りたいけどいい?」
「おぅ、いいぞ。この夏休み中に取れるといいな。」
「じゃ、行くか。」
「留守、頼んだわね。」

父さんと母さんがまた、アメリカに行った。
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