この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ふたりH
第13章 事故
朝、俺は、相変わらず希に派手に起こされる。
今朝は、氷を背中に入れられた。
朝御飯を済まし、希は、試験会場に行く。
俺は、バッグにアルバムとプリクラを入れる。バイクにまたがって、走らせる。場所は、覚えてる。今回は、1時間もかからなかった。
階段を昇り、父さんや母さんが眠る墓地に向かう。手を合わせ、持ってきたアルバムを見せる。

「コイツ、希。俺が、一番大事にしてる彼女だ。この間、話しただろう?双子の姉の方だ。なぁ、可愛いだろ?頭いいんだぜ。学年トップで、いま生徒会長してる。この間、浴衣きて、花火大会行ったり、家で花火したりしたんだぜ。可愛いだろぉ。で、こっちがプリクラ。なぁ、可愛いだろ?なんで…なんで死んじまったんだよ!生きてるあんたに会わせたかったのに。希には、時期がきたら、ちゃんと話して、ここに連れてくるからさ、母さんと楽しみに待っててよ。父さん。またくるから。」

俺は、墓地をあとにした。
この時、途中で、休憩しとけば良かった。そうすれば、あんな事故は起こさなかったのに…
俺は、バイクにまたがって国道を飛ばしていた。疲れが出たのか、途中で、眠くなったが、希より先に帰りたくて、休憩しないで、とばした。
それが、いけなかったのか。不意に、脇道から、小型の動物が飛び出てきて、避けようとしてバランスを崩して、バイクに挟まれる形でガードレールに体当たり。

「ただいまぁ。昴~?帰って…はいないか。靴ないし。2時間位でかかってくるとか言ってたのにな。」
希が、着替えに部屋に行こうとすると、電話がなった。

「もしもし。」
「もしもし。こちら、大平市の久保塚病院ですが。竹中昴?さんのお宅でしょうか?」
「はい。そうですけど?」
「昴さんというのは?」
「弟ですけど。おの、何かあったんですか?」
「ご両親は?」
「今二人とも、仕事でアメリカに行ってて。」
「そう。弟さんが、事故に合われて、今から此方にきていただけますか?」
希は、倒れそうになったが、保険証とお財布を持って、タクシーで病院に向かった。
助けて!昴を!神様、お願い!
祈るような思いでいた。病院つくと、電話の事を伝え、救急センターに行った。
/61ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ