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色絵
第6章 開花
衣装部屋で体を拭く。頭が回らないうちに貴女に帯を解かれていた。僕も貴女を脱がす。寒かったし躊躇もなく、スカート、ブラウス、ブラジャーと脱がす。
パンティを途中まで落とした。

貴女も貼り付いた着物を剥がしてくれた。
新しいバスタオルを出して貴女にかけ、自分にもかける。

貴女は黙って僕の胸に飛び込んできた。
僕は抱き締める。
直に触れ合う肌は温かかった。

貴女の背中をさする。僕の背中に回っていた貴女の手に力が入る。

視線が絡み合い自然と引き寄せられて唇を合わせた。僕も貴女も寒さに震えていて、歯がカチカチと当たる。

後頭部を支え、口を大きく開き、柔らかい唇を啄んだ。

ふぅ…
貴女の吐息が洩れ、
それを塞ぐように深い口づけを施した。

歯列をなぞり口内をまさぐり、唾液を吸いとるようにして蹂躙する。

柔らかい舌に自分の舌を絡めては吸いとった。

ンフ…ンハァ…

合間から貴女の艶声が洩れる。欲情は熱をもち体が暖まってきた。


「温まりましたね。ありがとうございます。
百合の作品に取り組みますよ?」

貴女をゆっくりと剥がした。欲の色を持つ瞳を遮り貴女はまばたきで頷いた。
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