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色絵
第2章 入門
黒い扉を押し開き、すぐさま入って閉める。

ここの住人も出入りを見られたくなさそうだし、

ワタシも奥さんの話を聞いた手前、
ここに出入りしていると知られないほうが良いと思ったからだ。


「素敵…」
思わず声に出るほど、お庭は素晴らしかった。

細い石畳の小路がくねくねと曲がっていて、お屋敷の入口は見えない。

門を入ったすぐのところに桜の木が両脇に植えられている。

その向こうに沢山の種類の薔薇が咲き乱れ、甘い香りを放っている。

路が曲がっていて見えないのだが、庭いっぱいに数々の花木が植えられていて、まるでお伽噺の世界に迷いこんだようだった。


思わず、足を進めたくなるが、言われた通りにとどまる。

ザラッ、ザラッ、

草履の独特な足音が聞こえ、家主の足元が草木の間から現れた。

紺の着物の裾が見える。
高齢なのだろうか。


そもそも、絵を教えてくれる人が男性か女性か、年齢がどのくらいかなど、全く考えていなかったと、この時思った。
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