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第7章 満開
「お茶を飲みながら、ゆっくり話していいですよ。
話しづらいことは飛ばしてもいいし…」

先生が優しく撫で、またお茶を飲み始める。

「はい。大丈夫です。
それで早くコトが終わる為に最低限の反応を返し、その日は終わりました。

昨晩も求められました。結婚当初以来のことで、前日の心ない行為に断りたかったのですが、先生の言葉を思い出し、平常を装い受け入れました。

主人は濡れていないのに無理矢理、そしてスケベ女の他にも沢山酷いことを…」

「敢えて窺いますよ?貴女は何と言われたのですか?」

「スケベ女、淫らな女、淫乱、ヤリマン、馬鹿とも言われました。」

「きっとご主人は加虐体質ですね。僕もそういう傾向があるから解りますが、なら、恥ずかしい台詞を言わされたでしょう。」

「はい、主人の指示通りに言って馬鹿と言われました。先生は加虐体質といっても主人と違います。温かさがあります。主人は蔑むだけで、心が凍っていくのが解りました。

それなのに、その…濡れてきたというのです。」

「それはね。防衛本能なんですよ。体が傷付けられないように、潤滑油を発するだけで、貴女がオカシイと悩む必要はないですよ。」

「そうなんですか?」

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