この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
色絵
第1章 新居
結婚して3年、専業主婦、夫とは恋愛結婚…といえるのだろうか…
友人の紹介で夫と知り合い、付き合い始め、2年で結婚。
それまでOLだったワタシは寿退社した。とは言っても、何の能力も資格もなく、事務の仕事をしていただけ、
夫に
『すぐに子供ができるだろうから…』
と言われるままに退職した。
今の生活も、いえ、ワタシの人生全てが『平凡』の二文字で形成されている。
どこにいても、何をしても、可もなく不可もなく…影が薄いと言われるワタシ。
それに不満を持ったり、自分を変えてみようなど、思ったこともなく、それで『平凡』に満足していなかったわけでもない。
ただ、夫の当初の計画だった子宝には恵まれず、2年が経過した。
そのころから、互いの両親から、『孫の顔がみたい』と言われるようになり、いたたまれない気分になった。
夫は、社宅での生活が、ストレスになっているのではないかとワタシを気遣い、そのころから、新居探しが始まったのだ。
友人の紹介で夫と知り合い、付き合い始め、2年で結婚。
それまでOLだったワタシは寿退社した。とは言っても、何の能力も資格もなく、事務の仕事をしていただけ、
夫に
『すぐに子供ができるだろうから…』
と言われるままに退職した。
今の生活も、いえ、ワタシの人生全てが『平凡』の二文字で形成されている。
どこにいても、何をしても、可もなく不可もなく…影が薄いと言われるワタシ。
それに不満を持ったり、自分を変えてみようなど、思ったこともなく、それで『平凡』に満足していなかったわけでもない。
ただ、夫の当初の計画だった子宝には恵まれず、2年が経過した。
そのころから、互いの両親から、『孫の顔がみたい』と言われるようになり、いたたまれない気分になった。
夫は、社宅での生活が、ストレスになっているのではないかとワタシを気遣い、そのころから、新居探しが始まったのだ。