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色絵
第8章 情画
蕾を開花させる楽しみはいくつかある。
是が非でもそこにこだわるほどの趣向ではない。
蜜壺だけでも充分愛し合えるから…


でも、貴女と僕はやはり相性がいい。

従来持っている互いの性質が互いの好みにぴったりなのだ。


つまりアナルに挿入されるのが好きな女にいくらせがまれても、全くその気にならないだろう。


でも、貴女が開花後に僕を欲しがるなら、開花させた責任としていつでも応じるだろう。

まずはじっくり悦びを体に仕込んで、蕾の開花を促そう。


グッと舌を挿し入れる。昨日より容易に滑り込む。

ふぁん…先生っ…また変になるっ…


禁忌に快楽を感じることを辱しめと思う貴女が、被虐に悶える体質だと自覚している。

相乗効果で体は熱を持ち始める。

「変だと言いながら、蕾が閉まって僕の舌を締め付けてますよ。」

蕾に話し掛けるように言えば、声の振動と息で皺がキュッキュッと蠢く。

「早く認めて昨日のように楽になったらどうですか。」

貴女の箍を外したい。

「っせんせっ、蕾ほじり気持ち良かったんです。

ワタシ変態で淫乱なんです。

蕾をほじくってぇ」


また舌をズブズブ挿入する。
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