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色絵
第8章 情画
貴女は恥じらいを忘れた訳でなく、顔を赤くしながら僕から少し視線をずらす。
蜜は蕾を通過し座面にポトッポトッと落ちていく。
蜜が伝うだけで蕾はパクパクと反応する。

性奴隷に仕立てられながらも、禁欲を命じられた貴女は、その拷問にも感じていた。

筆を取り絵に取りかかる。開花の楽しみの一つ、蕾だけで濡れそぼつ蜜壺が完成した喜びを噛みしめながら筆を進める。

「先生、昨日のように筆でワタシを構ってくださらないのですか?」

「貴女は疑問形の命令を僕にするのですか?」

「ご、ごめんなさい。」

「まだ僕との関係がわかっていないのですね。

主はどちらですか?貴女でしたか?」

「いえ、ワタシの主は先生です。」

「では、貴女は僕の何ですか?」

「僕(しもべ)です。」

「ただの僕じゃありません。僕の与える快楽の虜になった性奴隷です。」

「はい、ワタシは先生の為に作られた性奴隷です。」

「そうです。だから好きな時に僕が貴女を好きにします。貴女に時を選ぶ権利はありません。

今は自分の欲に焦がされて堪える時です。欲を抑える必要はありません。

知ってますよ。昨日も貴女は縄目を加減して自分で縛りをキツくして感じてましたね。

縄で自慰をしていたでしょう。」

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