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色絵
第9章 猫
ピシン…

んくっ…

お尻にあの鞭が飛んでくる。

先生っ…痛いっ…

「これが好きなくせに、今更純情なフリですか?
もっと純粋に感じられるようにしましょう。」


先生が頭のほうに回り、ワタシの頭にすっぽり袋のようなものを被せて括る。
更にその上から目隠しがされ、ワタシは暗闇の中に漂っていた。

「鞭の快感だけ味わっていなさい。」

ピシン…ング…ピシーン
んあぁっ…ピシーン
んはああぁ

先生の気配がしない。離れたところから飛んでくる鞭が、お尻に背中に、ふくらはぎに、どこにくるのかわからない。

ジンジンとした痺れが心地よい。次はどこ?次第に期待に揺れる体に、理性は追いやられていく…

ピシン…ピシン…
んひゃぁあんっ
イイっ…もっと…淫らなワタシをもっとぶってぇ…


ピシン…ピシン

「本性を現しましたね。」

ピシーン…ピシン

んぎゃぁぁぁ…イクッ…いっちゃぅ…

ピシン…

んあああ゛

頭と足が反発する磁石のように離れて、くの字に曲がっていた貴女の体がビンと一直線になる。
一瞬強く痙攣した後、だらんと落ちて脱力する。

達したな、綺麗で淫らな貴女の体を1周して舐め回すように見る。

打つ快感、打たれる快感。この悦びを分かち合えるのは貴女しかいない。
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