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色絵
第9章 猫
先生がワタシの背中を拭きながら、項にキスして囁いた。
「愛してます。明日も来てくださいね。」
どんな表情で言われたのか、ワタシも自分の表情を見せられず…
「はい。」
背を向けたまま頷いた。
服を来て玄関に向かう。
「また、遅くまで引き留めてしまいましたね。」
先生の寂しそうな笑顔に送り出されて屋敷を出た。
でも、もうワタシは悩まなかった。
沙織さん、沙絵さん、主人のことを考えることもなかった。
ワタシは先生を愛している。
先生もワタシを愛している。
理性や道徳でなく、心も体も離れられない。
その欲だけで生きると決めた。
沙絵さんは猫
ワタシは先生の愛人
愛を分かち合う人…
lovers
「愛してます。明日も来てくださいね。」
どんな表情で言われたのか、ワタシも自分の表情を見せられず…
「はい。」
背を向けたまま頷いた。
服を来て玄関に向かう。
「また、遅くまで引き留めてしまいましたね。」
先生の寂しそうな笑顔に送り出されて屋敷を出た。
でも、もうワタシは悩まなかった。
沙織さん、沙絵さん、主人のことを考えることもなかった。
ワタシは先生を愛している。
先生もワタシを愛している。
理性や道徳でなく、心も体も離れられない。
その欲だけで生きると決めた。
沙絵さんは猫
ワタシは先生の愛人
愛を分かち合う人…
lovers